2010/03/01

ナパを訪ねる

出国前、会社で2004年の入社時に大変お世話になった方から、

「存分に学んできてください(たまには息抜きと文化の吸収も)」

というメールを頂いた。西海岸らしい文化の吸収は何だろう、と思ったときに、最初に思い当たったのがナパのワイナリー群だった。以来半年弱、中々訪れる時間が確保できなかったのだが、一昨日、思い切って、遠出してみた。数あるナパ訪問記としては、あまりに初心者的であることについてはご容赦を。

ナパは、スタンフォードのあるパロアルトからは150キロ少しの所にある。途中、サンフランシスコ市街を抜けて、運転すること二時間少し。2月末は、芥子菜が黄色い花を咲かせている。


ちなみに、芥子菜の花が本当に好きな(変わった)方は、全然関係ないけれども12月のインドを旅することを薦める。デリーからタージマハルに行く途中の、視界が真っ黄色になる体験はAmazingとしかいいようがない。

ナパには本当に沢山のワイナリーがあるけれど、マス向けの所から、ニッチ、招待がないと行けない所、といった序列のようなものもあり、それなりにゲートキーパーが必要な印象。今回はガイドブックすら見ず、裸一貫で臨んでいます。

最初に訪れたのは、Silver Oakという、ネットを頼みに嗅ぎ当てた一件。


入り口から長い道路を入ると、いきなりリムジンが数台止まっている。リムジン専用の駐車場もあり、ナパってこういう所得水準のところなのか、という初期学習が始まる。

ここは、20ドルで2杯のテイスティングと、ワイングラスが貰える。カベルネとピノの試飲のあと、ただいまキャンペーン中ですといって、一本100ドル、2000年のカベルネが一杯ついてきた。一本100ドルのワインなんて、自分のお金では初めて(試飲だけど、一杯だけだけど)なので、何だか嬉しい。

そのあと、ランチに。これまたネット頼みで探し当てたレストランのBuchon。隣にベーカリーもあるところ。


ここでもピノを頂いて、チキンとビフテキという贅沢ぶり。二人で130ドルの昼食とか、これまたいつ以来だろう。段々と良くなる天気に機嫌を良くして、財布がダダ漏れ状態になる。

午後は、たぶんこれぞマス向け、という所なのだろうけど、Robert Mondaviのセラーへ。一人25ドルのツアー(3杯の試飲つき)に参加。


2月末は、まだ苗木がある、というだけの時期。小さな苗木の真ん中に切り込みを入れて、思い切りT字に曲げるのだと。一度芽が出たら、一日5センチのスピードで育つらしい。

平原一面にこれが広がっていると、苗木だけでもきれいなので、夏に来たら(暑いらしいのだけど)尚更凄いのだろう。絶対、また来ないと。



解説をしてくれたソムリエのおっちゃんいわく、ナパのブドウは、夏の間の酷暑により糖度を増したあと、秋口の急激な冷え込みによって皮にタンニンを蓄えるらしい。サンフランシスコ湾から立ち込める霧が、数十キロ北上してこの谷に立ち込めることが大事なのだと。
モンダビさんは、イタリア系の家族の子孫で、禁酒法時代に、家族ごとに200ガロンまで自家消費用のワインを作って良いという特例に気づき、こちらでビジネスを築いたのだとか。

Mondaviのセラーは、なるほど大手という感じで、ものすごい量のリザーブワインを作っている。


鏡写しではなく、ずっと続いてるんです。
これ全部でも、2009年収穫分だけらしい。同じだけの量が、他のフロアに置かれている。圧巻というか、工場萌えのような気分に。この後、3杯の試飲をして、遅くならないうちにそそくさと帰路につく。

こっちは、サウスベイとは違って、天然の緑が豊富だ。どんな写真を撮っても、何だか絵になるな。



というわけで、二つだけワイナリーを回って退散。

今回分かったこと。

・ナパめぐりはお金がかかる。
・でも、つまみなしでもワインがうまい。赤ワインってこんなに美味しいんだ、という感じに。
・でも、一本100ドルのワインとか、どうやったら買う気になれるのかは分からない。
・ドライブするには、ここは最高。お弁当とか広げるだけでも楽しいかもしれない。気軽に来れる距離だし。
・夏はすごく暑そうだけど、景色のためにも必ず来ないと。ちなみにピークシーズンは初冬。


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