2013/06/02

不器用な先輩たち

とりとめのない話です。

7年ぶりに、ラーメンズのDVDボックスを引っ張りだしていた。
小林賢太郎の作る間合いには、計算された茶目と悪意が満ち溢れていて、凄く好きなんです。その割に、ここ数年、余裕がなくて見ていなかった。


だらだらと流していると、器用で不器用な男と不器用で器用な男の話、というタイトルのコントがあり、ふと二人の不器用な先輩のことを考えていた。



一人は、結構な年上で、不器用な人。それはもう本人には申し訳なくて伝えられ無いレベルで、不器用な人。
こんな若輩者を相手に、年に二回ほど、お会いして頂いている。
それで、この人は熱いし、常に発想が先を走っている。そして会うたびにハラハラするビジネスやプライベートの話をして頂けるのだけど、ほぼ毎回、話が終わる頃には完全に応援したい方向に心が引き込まれている。
どういうことなんだろうか。やろうとしていることの将来もわからないのだけど、なんだか応援してあげたくなるような、魅力。でも、他の人には説明できない感じ。だけど本人超自信持ってるし、もう突っ走れ!俺は親か?、といつの間にか思わさせられている。
同じ年令になった頃に、同じようになりたいかというと分からない。もっと器用に生きていたいけど、人としてあーも有りたいと思うような、そんな感じ。



もう一人は、世間的にはかなり器用と思われていて、独特のペースがある先輩。同じく、年に1,2回会って頂いている。
なんだか、マイペースながらストレスフルな仕事を続けていて、仕事上、たぶん本当のことが見えて、結構スルー力を発揮した挙句にご自身の正しいと思うことが相手に伝わってしまうのでは、と思わせてしまう方。昔、海外で深夜までご一緒したことがあって、その時に聞いた本人の夢に、未だ一歩一歩近づいているのがかっこいい。
だけど、たぶん業界やら、本当にビジネスの中心にいる人達の中では相当な不器用な方。そして、もはやそのまま不器用であってほしい。そんな感じ。



二人には、いくつかの共通点がある。

1つ目は、独特なメールの打ち方というか、感情表現を入れずにはいられない文章使い。
2つ目は、仕事上で嫌な思いをした人たちへの恨みを忘れずに持っている点。それはもうしっかりと、昨日起きたことのように語ってくれる。そして、その表現たるや、感情豊かどころの騒ぎではない。
そして、3つ目は、何か次の仕事では一山当てるんじゃないかという期待感。不器用なだけで、すごく仕事ができる人たちなんです。そして、仕事を選んだり、その分野を起業したりしている。その領域、突っ走ってぶっこぬいて欲しいなと、いつも思うわけです。

こっそりと、応援し続けたいと思います。