2009/10/30

ラヴィ・シャンカール@サンフランシスコ

中間試験が終わり、インド人夫妻に紹介されたラヴィ・シャンカールのライブを聴きに行った。
http://www.sfjazz.org/concerts/2009/fall/artists/shankar.php

前日まで試験勉強できりきりまいだったために、最初は「民族音楽」くらいなのだろうと思っていったのだが、どうも着いてみると雰囲気が違う。皆が超集中して、一つの音も聞き漏らすまいとしている。そもそも主催はサンフランシスコのジャズ音楽のプロダクション。

曲目すら良く分からなかったのだけど、どうもフュージョンっぽいけど伝統的な楽器ばかりでやっている感じ。前半の部はアルファ波全開で、夫婦共々ストーンと睡眠天国へと誘われた。(大変気持ちよかった)

そして後半。だんだんとジャズっぽさというか、セッションが盛り上がりを見せる。親子での競演なので、相性はばっちり、という感想を書きたいのだが、あいにくシタールの演奏を聴くのは初めてなので何ともいえなかった。
ただ、どんどんとジャムセッションは盛り上がっていく。何ともいえない打楽器やスキャットの応酬、ご老体の指から弾き出される軽快なリズム、お前はジミヘンかと思わせる娘のピッキング。後半は全く睡魔に襲われることなく、楽しむことができた。

終わった後、どうもスタンディングオベーションやおじいさんの挨拶する回数が多くて、この人は只者ではないのでは、というのが理解できてきた。
驚いたのは帰ってウィキペディアを開いたあたりから(参照)。シタール、という項目を開くと、このおじいさん、奏者として最初に出てくるのがこの人。ジョージハリスンの先生でもあったらしい。そして御年89歳。おじいさんとは思ってたけど、こんな長者であったとは。
さらに、ぶったまげた、のは、この人、ノラジョーンズのお父さんだったことである。何だか年齢が合わない気もするが、演奏していた娘とは異母姉妹で、娘のほうは自分とほぼ同い年。世代を超えた存在であることが良く分かった。

インドの文化は深くて、まだ良く分からない。これはおそらく冬にインド旅行をすることになると思う。

ご参考までに本人の演奏動画。確かにAcross the universeとかではこんな音色が使われてたな、と事後的に確認できる。


その2.Across the universe



その3.ジョージハリスンとのレッスンシーン

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