こちらにきて、ポジティブサプライズだった二つの点は、一つは学生の質の高さであり、もう一つは食生活のポテンシャルの高さ、である。後者について少し記しておきたい。
米国の食事というと、普段は、こういうのが想起される。
ただ、こういうものは、正直週に一度食べるくらい。20代後半にもなって、そんな簡単に味覚が変わるわけもなく、身体が求めるものはほとんど日本での嗜好と変わらない。
平均的な食事生活は;
昼は学食でメキシカン等のエスニック料理かサンドイッチ(どちらも6ドル程度)・サラダ(5ドルくらい)で「済ませる」という感じ。GSB内の学食は、正直東海岸の某有名校(Hではない)の学食カフェで売られているものよりははるかにマシであり、案外満足していたりする。ちなみに、どこでもフルーツ盛とかがあって、これはすごく美味しい。
夜は結構な頻度で、家で和食、という感じになる。
昼も家で食べられる日が1・2日はあるので、結局自炊のレベルを高めることにわが家の経営資源は現在割かれつつある。
日用スーパー
まず、ヘビーユースの普通のスーパーは以下のラインナップ。
Safeway:メンローパーク、車で8分程度。
でかく、日用品も揃う大型スーパー。物を選べばまずまず満足できるのと、何より近いのが利点。ワインもここは蔵か、と思うくらいにある。牛肉はこういうところでも、かなり安く、ステーキにして美味しいお肉が手に入る。
Whole Foods:サニーベール、15分
野菜・フルーツ・肉・魚が大変充実。鶏肉も美味しい。ここのトマトは、これまで食べたことがなかった位美味しかった。フルーツも然り。
チーズ、ワインも一杯揃っているのだが、後者は加州発行の身分証明書が必要なので、買うことができない(日本政府発行のパスポートはダメだった)。ちなみに、日本酒も入手可能(こちらもパスポートでは買えない模様)。
日本食スーパー
スタンフォード大学の近くにある日本食入手経路(あくまで一ヶ月間で把握できるレベル、初級編)は主に3ヶ所。
ニジヤマーケット(Mountainview、車で15分程度)
http://www.nijiya.com/
割と近い日本食スーパー。80年代終わりから5年間、ロンドンに住んでいたころ、ほとんど大型日本食スーパーというものがなく、最後のころに進出してきたヤオハンを見て本当に感動したのだが、ほとんどその時の規模そのままな印象。
ミツワマーケットプレイス(サンノゼ市内、30分)
http://www.mitsuwa.com/
ウェブサイトにもあるように、紀伊国屋書店やレンタルビデオも隣接する大型スーパー。ここで文句をいうようだったらもう海外に住んだらあかん、という気分になる。ここを上回るのは香港とかのスーパーとかくらいだろうか。サンノゼが日本人街としてはかなり古株であることを、何となく理解できる。
あまり良いサンプルではないかもしれないが、納豆とかも結構な種類が手に入る。
あと、お魚とかも。
マルカイ(クパチーノ店、25分)
http://www.marukai.com/
ダイソーとビアード・パパが隣接するスーパー。こちらも大きい。冷凍物のラインナップ、お刺身の質はこちらの方が上のような印象。
冷凍の干物とかも手に入るので、何というか「あー日本食、食べたい!」というときにも
こういうものは、結構手軽に家内に作ってもらえたりする。極楽。
はずれの存在
外食については、トラックレコードが蓄積されたころにまとめて紹介しておきたいが、選べば美味しい、という印象。
最初に食事の「ポテンシャル」という表現を用いたのは、ハズレはしっかりありますよ、という例もあるということ。たとえば、GSBの学食で売られている;
とかは、見た目は結構いけそうな感じなのだけど、ほとんどコナモノのエビ、味がついてない牛、ぼっそり芯の残っているごはん、野菜は枝豆と生姜だけ、という感じ。見た目で選んではいけない。
まずは初級編はこんな感じ。中級以上に発展することを長期的に期待。
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