今週はちょっと体調がすぐれず、やや低調な感じで毎晩午前にならないうちに寝ていた。
1.CATの授業が終了
一年生にとっては、これぞ鬼門、といえたクリティカルシンキングの授業が終了。毎週水曜9時に向けた課題の悪夢が去り、それぞれの方法でその終焉をお祝いしていた。わが家は寿司パーティから残っていた獺祭でお祝い。獺祭はこちらの日系スーパーとかでも結構置いているのだけど、こっちの人や、日系人の口にも合うのだろうか。
2.他の外国学生との交流
イスラエルとベトナムから来た一年生と、一時間ほどバックグラウンドや政治観について話し合った。一人は、前職が政治畑のアナリスト、ハーバード大KSGとのジョイントプログラムに所属していて、昨年はジャパントレックで鳩山・麻生の二人とのセッションがあったらしい。もう一人はデンマークの会社で働いていたことがあって、基本年6週間の休暇、家族も含めた医療費が無料、最高税率が85%の上司、といった面白い話を聞くことができた。 先週のグローバル経営論のジャパンセッションでももっとも関心が高かった少子化問題と広義の規制緩和、という二大トピックが、日本を語る上ですごく大事なのに、学術的議論にはかなり偏りがあることを改めて意識する。少子化対策を個人的に説明する時には; 1)若年人口が子どもを持たない選択をする理由の多くは経済的なものとも説明できるはず。昔に比べて、所得の安定性が下がっている(という期待があること)ので、余裕がない。 2)結婚年齢自体も上昇していて、過去の結婚に対する期待感が強いイナーシャとして残っていることが、晩婚化を特に都市部で促進している。 3)いったん結婚した人の出生率はさほど下がっていない。よって、ダイレクトな施策として、婚活とかお見合いが官民双方の話題だったりする。 1)と3)の間には矛盾があるのだけど、3)を見越してあまり結婚をしないのでは、と理解している。本当は経済環境が改善しないとこの辺も回らないのだけど、基本的に一時間とかだと、この辺で話は終わってしまうことが多い。 あとは、民主党政権になって、日本は変わったのか、という質問も多い。外交問題について問われることも。あんまりいい加減なことを言わないようにしつつも、そこそこBuy Japanのストーリーを求められているような、不思議なプレッシャーを感じることもある。
3.グローバル経営論の課題に時間を奪われる
当該授業の課題、6人グループでの共同責任作業となっているのだけど、途上国に米国企業が進出する際にどのような点が課題になるのか、を具体的な例をもって分析している。個人的にやる分にはいいのだけど、残り5人との共同プロジェクトである分、議論にも貢献して、情報量でも貢献して、担当執筆分については足を引っ張らないように、と気を遣うのも事実。大手コンサルやらCIA出身者に対して、情報の使い方でやり合うのも結構疲れるが、これも醍醐味というもの。
4.日本食の開拓
豚骨ラーメンとか
居酒屋とか
を開拓した。前者はごち、というクパチーノの居酒屋、後者はサンノゼのミツワ近辺にある晴ラーメン。サンノゼも含めて、どれくらいのレベルの日本食があるのかがだんだん分かってきた。
来週が終わったら、サンクスギビングで一週間の休暇がある。同週、前半は学校の修学旅行プログラムでワシントンの機関や有名人を訪問したのち、後半は友人に同市を案内してもらう予定。
お、これはきっと元同期ですね。
ReplyDeleteかたや私はデンマークから抜けられずに居ますが。。。
よろしくお伝えください。