2011/01/11

冬学期の履修状況

冬学期が1月3日に始まり、下記の履修スケジュールを確定。

①コーチング/メンタリング        月・金 10:00-11:45
②ハイ・パフォーマンス・リーダーシップ 月・金  13:15‐15:00
③債券市場(Duffie)                 月・金  15:15‐17:00

④行動ファイナンス             火・木  10:00-11:30
⑤中国語会話                    火・木  13:15-14:05
⑥技術的変化と主権(Peter Thiel)    火・木  14:15-15:45 
⑦インフラと破壊的テクノロジー      火    19:00‐20:15
⑧現代の企業法務              木   16:15-18:15

なかなかヘビーです。

①コーチングでは隔週ベースで3人の一年生とのセッションが、②の通称HPLでも毎週2.5時間の相互学習セッションがある。①と②を通じて、前学期のTouchy Feelyで得た経験をベースにより実践的なトレーニングを行い、よりプロフェッショナルに近い環境下での影響力を磨く位置づけ。

個人的な楽しみは何と言っても⑥。ペイパルマフィア(参照)のドンとして君臨するピーター・シールが、なぜか(笑)国家についてロー・スクールの教鞭を取る主権論である。ヘッジファンドを運用しつつ、Facebookを始めとする数々の著名企業のシード投資家でもある彼は、思想面では弩の付くリバタリアン。自由至上主義に基づく海洋コロニーに投資したりと、投資の世界でも思想の世界でも暴れ放題である。
彼は、インターネットや新興国の隆盛を通じて、経済や個人の活動が過去とは全く異なるスピードで変化する中、既存の国家の枠組みでは、インフラ供給や制度変化が疎かになることを予見している。授業のリーディングで課されているのも、SF本と経済/哲学の古典のミックス。授業を通じて、彼が意外と常識的でありながら、どのポイントで攻撃を仕掛けようとしているのか、見極めていきたい。

加えて、⑧も密かな楽しみ。元SEC委員のグランドフェスト教授(ロースクール)が、企業にとっての法務の位置づけを再考するというもの。エンロン、タイコ、エクソンモービルといった、法務やコンプライアンスに関する象徴的な事件の当事者を呼んで、好き放題質問をして良いという授業。

これに加えて、③、④のような定番のファイナンスの授業で、どれだけしっかりと勉強をしておけるか、が今学期の課題ですね。

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