2010/03/14

(ゴシップ)デスパレートな妻たち外伝

試験中につき、完全に息抜きネタ。今学期は何だか勉強らしい勉強が多すぎて、真面目な学びにはなっているのだけれど、敢えて記事にするには恥ずかしい内容が多い。。。


あるゴシップ誌による記事「リーマンのデスパレートな妻たち」
が面白い。以下は脚色した抜粋。
(留学中に、Vanity Fairなんか読むなと怒らないで頂きたい)


・(金融危機の戦犯扱いされることも多い)CEOファルド氏は、幹部がちゃんと奥さんと仲睦まじくしているかをすごく気にしていた。家族安泰による仕事熱心を願って。
・本人はトレーディングデスク時代に面接で奥様に出会われた。「彼女はかわいすぎる、雇ったら絶対に他の男性の仕事の妨げになるだろう」とコメント。結局、彼自身が虜になった。
・あるMDが43歳まで結婚しなかったことをいたく心配。
・後のCOOとなった社員が電話で夫婦喧嘩をしているのを聞いて、真摯に面談。
・ファルドの大口顧客、娼婦の斡旋を断られて激怒されたという社内伝説。
・ファルド家の家訓「納得がいかなかったら何でも反対しろ。家では俺のことをくそったれ(直訳できない…)と呼んで構わない。ただ、外では家の事情への不満は口に出すな」"Disagree with me all you want in private. Call me an asshole at home all you want. But never air your domestic grievances in public"
・これらの内容は、すべて会社の結束と、仕事への献身のため。「リーマンの嫁」となった女性たちに、ファルドは常に週末を奪ったことを詫びていた。


上述のあたりまでは、何だかまだ、業績のために家族を気にする(やや優しい)会社、という風にも読める。ただ、以下は結構すごい。


・小さな週末のイベントにも、幹部の夫婦での参加は必須。ある幹部の子どもが高熱を出した際には、CEO含む幹部が家の近くでヘリコプターで待機、という事態に発展。
・年一回、奥さん全員強制参加のハイキングが実施された。一部の奥様は松葉づえを持参して欠席を表明するも、その上を行くギブスを付けた奥様が登山を表明して計画は破たん。
・当然、奥様同士の消費競争も激化。慈善団体における地位や、財団の規模においても激しい競争。
・ある役員が再婚した相手が買い物魔だった。その方の年間の「お買いもの予算」は15億円。
・旦那がリーマンを離職したあとの奥様は幽霊扱い、離婚もしょっちゅう、それまでの奥様同士の友人関係は当然消滅。


ここまでの世界を作るリーダーシップそのものに驚く。よく、何十億円も稼いで、何でまだやる気が出るんだろう、という話があるが、消費のレベルと、寄付とか財団の規模といった、新しい次元での「旦那様の競争」が用意されているあたりがすごい。こういう消費スタイルは、ヘッジファンド出身者による寄付パーティでの振る舞いとかに少し感じるところがある。


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